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2007年09月08日

VAIO type T (VGN-TZ90NS) レビュー

vaio-type-t-vgn-tz90ns.jpgicon5月26日発売日のVAIO type T (VGN-TZ90NS)を、ソニースタイルの通販で購入しましたのでレビューします。本機は私のメインノートVAIO type T (VGN-T91PS)(2005年3月19日発売)の後継機となります。私はノートパソコンを発売と同時に買うのがいつものパターンなのですが、今回は、東芝からかなり魅力的なノートパソコン、dynabook SS RX1が7月に発売されることが分かっていたため、ちょっと比較のために時間をおいてしまっていました。今回のVGN-TZ90NSは2007年夏モデルですが、秋モデルの発表ではtype T新機種の発表はなかったので、このモデルが現時点で最新モデルとなります。NapaプラットフォームからSanta Rosaプラットフォームに乗り換えると熱の問題からきょう体も大きくなってしまいそうなので、SSDの64GB版が出るまでは現状維持となるのでしょう。

VAIO type TのようなノートパソコンはB5ノートパソコンと呼ばれるわけですが、このB5ノートはA4ノートと大きく異なり、価格が平均的に高いだけでなくメーカーごとに特徴がかなり出ています。例えば前述の東芝のダイナブックはある程度、液晶画面の品質と本体の質感を犠牲にして、ビジネスで重要な性能であるバッテリーの持ちと、ほぼ1kgという軽量化を達成しています。もう一社かなり特徴的なのがDELLのLatitude シリーズで、ビジネス向けで最も大切な(!?)価格を下げ、その代わりとしてバッテリーの持ちと重量を犠牲にしています。B5ノートパソコンでは最も売れていると思われるパナソニックのレッツノートは、東芝と同じ方向なのですが、全体としてのバランスがとても優れていると思います。ノートパソコンを軽くするということは基本的にバッテリーを小さくするということであり、それでも電池の持ちを良くしようとすれば、さまざまな特注の部品やソフトウェアによる制御で、消費電力を抑えなければならないということになります。電池が持つVAIO、レッツノート、ダイナブックは、メーカーの省電力技術を集めて作ったPCということになります。

今回のVGN-TZ90NS選択のレビューポイントはいくつかあります。
  1. B5ノートパソコンであり、毎日持ち運んでも苦にならない重量(1160g/標準バッテリー)。バッテリーもSSD+DVDモデルで12時間と、充分です。
  2. Core 2 Duo搭載で複数のタスクを同時に効率よく処理できる。Windows VistaではWindows Aeroという機能が標準装備されており、この機能を実現するためのプロセスdwm.exeがすべての画面操作に対して同時稼働します。そのため、デュアルコアプロセッサのほうが快適にWindows Aeroを動かすことができると思います。
  3. 32GB SSD(Solid State Disk)対応。上に挙げたPCのうち、VAIO・ダイナブック・DELLにはSSD搭載モデルがラインアップされています。SSDはフラッシュメモリでできていて、ハードディスクの代わりに搭載されていますが、回転する部分がないので衝撃に強く、また読み出しが高速なので休止状態からの復帰が速いです。アプリケーションの起動もサクサク。
  4. Bluetooth搭載。Skype用にBluetoothヘッドセットを使ったり、無線LANのないところでBluetooth搭載の携帯電話をモデムとして使ったりと、Bluetoothはケーブルなしで快適です。VAIO・ダイナブックが対応しています。
  5. 案外タイプしやすいキーボード。横ピッチ17mm、縦ピッチ16.5mmのキートップの間には隙間があったりして一見デザイン重視?と思わせますが、ストローク感はあるし軽いので疲れないし、かなり静かなので静寂なオフィス(!?)で使っても周りの迷惑になりません。長い夜の寝モバにも最適。
  6. 最後の決め手はデザイン。対抗馬だったdynabook SS RX1はクローム部分もアルミ部分も高級感を欠いていると思いました。対するVAIO type T VGN-TX90NSは、電源ボタンのイルミネーション、キーボード周りのデザイン、カーボンの天板など、気に入るポイントが多かったです。
  7. 追い討ちをかけたのは価格でした。SSDモデルの場合ダイナブックは64GBとなり40万円越えを覚悟する必要がありましたが、VAIO type Tは32GBのため(容量は少ないですが)30万円と、HDDモデルに比べると高価ですが、+32GBのために10万円を思いきることができませんでした。
vaio-type-t-vgn-tz90ns-keyboard.jpgVAIO type T VGN-TX90NSの搭載OSはWindows Vista Business。まだVistaは早い、バグが多い、、などと巷では言われていますが、私はそうも思いません。ウィルスなどの攻撃からPCを守るUAC、ネットワークのデータを容易に持ち出して管理できる同期センターと容量管理が可能なオフラインファイル、外出先や会議室で一画面でプレゼンテーション関連の設定ができるWindowsモビリティセンターなど、PCをビジネスで使う人々には必要で便利な機能が入っています。

特にVistaの機能で気に入っているのは「同期センター」です。Windows XPにもオフラインファイルの機能はありました。ネットワークのフォルダを開いて、そこにあるファイルをフォルダごと持ち出したい場合、そのフォルダを右クリックして[常にオフラインで使用する]をクリックすれば、そのフォルダはネットワークが切れてもアクセスできますし、再度ネットワークが接続されると同期することができます。この基本機能はWindows VistaもWindows XPも同じなのですが、Vistaではオフラインで使えるフォルダの一覧や、同期のステータスも一つの画面で確認できるだけでなく、ノートパソコンでは結構大きな問題になる、オフラインファイルの容量制限もできるようになりました。これのおかげで、Vistaでは会社の外にいてもいつでも必要なファイルにアクセスでき、オフィスに戻ってもファイルの最新状態を保つことができています。

さて、今回はVAIO 10周年記念モデルであるVAIO type T VGN-TX90NS(SSD 32GBモデル)を購入したのですが、参考までに(!?)付けたオプションとその理由をレビューしておきたいと思います。
  • Core 2 Duo U7600 (1.2GHz)。CeleronよりCore 2 Duoの方が消費電力が少ないのと、Core 2 Duoでもより高性能なバージョンを選びました。Core 2 Duo ULV(超低電圧版)では1.2GHzが今のところ最高のスペックです。
  • メモリー2GB(DDR2 533/2GB x1)。Vistaならこれからは標準2GBでしょう。普通にOutlookのような重めのメールソフトとInternet Explorer、Skypeなどのメッセージングソフトで、大体1GBは使用してしまうようです。本格的に仕事でOfficeを使うのであれば、最低1.5GBはあった方がいいでしょう。
  • 32GB SSD+DVDスーパーマルチ(DVD±R DL対応)。SSDはどうしても欲しかったのです。
  • 無線LAN IEEE802.11a 11b 11g 11n(ドラフト)搭載。
  • Bluetooth搭載。携帯電話でデータ通信をする私には必須。Skype時にヘッドセットも無線で使えます。東芝スタック。
  • 標準バッテリー。私の選択したSSD+DVDモデルの場合は12時間と、軽量バッテリーのほぼ倍のバッテリー駆動時間になります。これで、外出が多いときでもACアダプタを持ち歩かずに済んでいます。
  • 英語キーボード。今まではかな入力だった私ですが、このキーボードでローマ字入力の練習をしています。前述しましたがとても手になじむキーボードです。
  • Felicaポート搭載。最近EdyやSuica/PASMOなど、電子マネーみたいなものが増えたので、それらを使うのに使います。
  • 3年間保証サービス<ワイド>。モバイルでありがちな落下・水濡れや火災まで保障してくれるサービスが7350円で加入できるのは良いと思います。
  • ワンセグなし(笑)。ノートパソコンでテレビ見る暇はさすがにないかも。
vaio-type-t-vgn-tz90ns-front.jpg最後にVAIO type TのSSDモデルを検討していらっしゃる方はおそらく気になっていると思いますが、SSDの容量の問題です。32GBはそれこそ昔なら十分な容量ですが、Windows VistaやOffice 2007などを考えると決して十分とは言えません。また、VAIO type Tの出荷時には7.4GBの「リカバリ領域」が設定されていて、Officeが入っていない状態の最初に起動した時点で残り容量は9.5GBまでになっています。これだと流石に容量不足になる可能性が高いので、まずはこのリカバリ領域を削除して、不要なソフトをアンインストールしました。私のやったことを参考までにレビューしておきます。

まずはリカバリ領域の削除です。DVD-Rを2枚用意し(DLなら1枚で済むはずですが、一応安全を見て2枚とします)、「VAIOリカバリーユーティリティ」で「システムリカバリディスク」と「アプリケーションリカバリディスク」を焼きます。次にシステムリカバリディスクをDVDドライブに入れて起動し、「VAIOリカバリユーティリティ」で[パーティションサイズを変更してリカバリする]を選び、[リカバリ領域を削除する]を選びます。これで画面に表示される手順に従って進めていけば、見事リカバリ領域を削除したVAIO type Tを作ることができます。

次に不要なソフトのアンインストールを行います。私は以下のソフトをアンインストールしました。
  • ATLAS 翻訳パーソナル 2007 LE
  • BIGLOBEで光ブロードバンド
  • Microsoft Money 2007
  • Norton Internet Security (Symantec Corporation)←無料期間があるのでもったいないですが
  • So-netサービス紹介
  • Yahoo!ツールバー
  • かんたん登録2
  • スクリーンセーバーロック2
  • パーソナルシェルター
  • プロアトラスSV2
  • 乗換案内 時刻表対応版
  • LiveUpdate 3.2 (Symantec Corporation)
ここでインターネットに接続し、重要なソフトをいくつかインストールします。私の場合はノートンが好きではないので先にアンインストールしてしまい、企業向けのMcafee Managed Total Protectionをインストールしました。またGoogle ツールバーもインストールしておきます。このあたりで、Windows Updateが完了するまで待ちます。
続いてOffice 2007 Standardをインストールし、Office Updateをダウンロードするために[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[Windows Update]-[他の製品の更新プログラムを取得します]をクリックして、Office Updateを実行します。Outlook 2007を設定してメールを読めるようにすれば、これでやっと仕事に使えるマシンになりました。
番外編として、このVAIO type T VGN-TZ90NSにはAdobe Acrobat 8.0 Standardが入っているんですね。これはPDFを読むのに使うAcrobat Readerに加えて、任意のソフトからPDFを作成する機能が付いた上位版となります。例えばPowerPointで印刷する際に、[Adobe PDF]プリンタを選択するだけでスライドをPDF化できます。なぜかこれはインストールできる状態になっているのみで実際にインストールはされていないので、スタートメニューから[Adobe Acrobat 8 Standard インストーラ]をクリックしてインストールしました。インストール後はインストール用のディレクトリは不要になりますので、[C:\Program Files\Adobe\Installer]ディレクトリ(406MBもあります)を削除しておきましょう。

※VAIO type Tにはいくつか型番がありますが、VGN-TZ90NSはVista Business搭載。VGN-TZ90SがHome Premium、VGN-TZ90HSがHome Basicとなります。お仕事で使うならVGN-TZ90NSですね。
※Windows Vistaはなぜか、LinuxのSambaベースのNAS(ネットワーク接続のハードディスク)と相性が悪いです。これはどうも、SambaがWindows Vistaのマシン(というかユーザー)を認証する際にNTLMのバージョン1形式の認証にしか対応しておらず、Windows VistaはデフォルトではNTLMバージョン2形式となっているため、認証が通らないからのようです。[ローカル セキュリティ ポリシー]-[ローカル ポリシー]-[セキュリティ オプション]-[ネットワーク セキュリティ: LAN Manager 認証レベル]を、[NTLMv2応答のみ送信する]から[NTLM応答のみ送信する]に変更することで、この問題を回避できます。

VAIO type T VGN-TZ90NS レビュー終わり
(Japanese Only)

投稿者 hiroshiy : 2007年09月08日 23:30

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